Value propositon(バリュープロポジション)ってなに?
最近、デザインシンキングやUXデザイン、サービスデザインなどデザイン業界やその考え方が注目されています。 その中でも、製品やサービスの良さをコンパクトでしっかりユーザーに伝えるための方法をまとめてみました。
Value propositon(バリュープロポジション)とは?
Value propositon(バリュープロポジション)=提供価値
「お客様の視点から見て意味ある価値」「他社と比べて自社が提供できる優れた価値」ということで、少なくとも、「お客様」と「競合との比較における自社」の二つの視点が入っているものになります。
ざっくり言うと、キャッチコピーやコンセプトワードに近いものであり 製品やサービスを提供する際に、ユーザーやクライアントが見ただけで何かわかる言葉です。 (プロジェクトにおいては起点となる価値提案の部分にあたります。)
良いバリュープロポジションにするための3つのポイント
1.お客様の課題をどのように解決 / 改善するかを明確にする。
2.お客様が購入するメリットがわかる。
3. 市場製品との違いが認識できる。
Value propositonの作り方
冒頭でも説明しましたが、Value propositonはいわゆる製品のキャッチコピーやコンセプトワードです。 作り方(構成)はいたって簡単です。 ヘッドラインとサブタイトルに分けて考るだけです。
ヘッドライン:あなたの製品がどんな価値があるか。 サブタイトル:誰に何を提供し、それは市場製品と比べた場合、どこに価値があるかを明確にする。
Value propositonの各要素を作成する為の5つのコツ
1.読んで3秒でわかるようにする。(誰が見てもわかるようにする)
2.お客さんの立場になり、使ったあとで得られる効果を表現。
3.達成、実現できることを書く。
4.あいまいな言葉を避ける。(「最高」、「○×化」、「高品質」、「付加価値」など….)
5.技術・専門・業界用語をできるだけ使わない。
個人的に良いと思うValue propositonの例
ヘッドライン:すべてを記憶する
サブタイトル
1.何でも保存
2.どこでもアクセス
3.すばやく検索
Evernoteのサブタイトルは大きくまとめると「効率化」となりますが、曖昧な言葉を避けるために 「効率化」を細分化し、解りやすい言葉にまとめているのでサービスのメリットが解りやすいですね。 (※画像はサービス初期にサイトに載っていたものになります)